計算が苦手な人に足りないもの。
塾講師として数年間指導してきた中、計算が苦手な生徒に共通する弱点がある。
暗記が足りない。ということだ。
既存の書籍にも、数学は暗記が肝心と唱える著者が多くいる。しかし暗記といえば英単語や漢字、理科社会の用語とイメージし、計算は別物と捉える人が多い。その理由はおそらく、「計算は何回も解いてスピードを上げるもの」と思い込んでいるからだろう。もちろんそれもあるだろう。しかし私の体験上、それだけでは大差はつかない。計算を暗記することで、計算スピード自体の加速につなぐことができる。
私が生徒に話す際、料理を例えに出している。包丁さばきが上手いだけでは料理できない。レトルトや冷凍食品を使うと楽に速くできる。レトルトと言うと聞こえが悪いかもしれないが、計算に丁寧さや真心は関係ない。速く正確に目的のものを完成させればいい。
暗記すべきパーツ(数式の一部)は、後日挙げていきたいと思います。