勉強は、ゲームであり、スポーツだ。
勉強は、スポーツやゲームと本質的に一緒だ。
【勉強≒スポーツ な話】
— コクのきわみ (@jukukoushi_koku) 2019年5月7日
勉強もスポーツも
「こうなったらこれ」の反復。
☑︎テニス
相手がベースラインから打ってきたら、ネット側にそっと落とす
☑︎数学
この形の式は あの公式で解く
☑︎理社
この言い回し 用語が出たら、こう答える
やってることは大体一緒。あとはやるかやらないか。
でもこんなこと言うと、「何言ってんの?」とか「勉強はそんな楽しくないじゃん」とか言われる。
逆にこう考えてほしい。ゲームもスポーツも勉強して強くなるものだ。
「この敵は、こんな動きをした後に、超強力な技を出してくるんだ。」
「相手の選手は、この辺りにボールを落とすと拾いにくくなる」
相手を分析し、自分なりに最適解を見つけ、「どうすれば勝てるか」という問いに一つの答えを出している。
それを勉強に置き換えると、
1.数学の二次関数がよくわからない
2.二次関数って全部y=ax2でできてるなぁ
(とりあえず中三限定の話で)
3.aに何が入るかさえわかればいいんだ
4.yとxに数字を代入すれば絶対出るじゃん!
このように、何かしらの結論が出る。
自分で考えて、結論を出して、その結論が結果に結びつくと、勉強は自然と楽しくなる。他人から教えてもらっても、それで上手くいくと以前よりも楽しくなるはずだ。
私自身も、勉強は人に教えてもらうことはあったし、ゲームは攻略サイトありきで進めている。ネタバレされるよりも、プレイがサクサク進んでいる、という爽快感の方が大事だからだ。誰だって、物事がうまく言ってる方が楽しいはずだ。勉強が嫌いなのは、サクサク進んでいなくて、どうやったら前進できるかもわからなくなってしまったからだろう。
どうして前進できないまま立ち止まってしまうか?
それは学校の指導方法に無理があるからだ。年と生まれた地域で子どもをひとまとめにし、同じ空間に30〜40人収容されている。一人ひとり能力に違いがあるのは当然。授業は誰のペースでもなく、文部科学省が定めたカリキュラムに生徒が合わせなければならない。先生は生徒の質問に答えるとしても、時間は限られている。先生の能力がどう、とかいうつもりは一切ない。ただ、今の教育システムではどうしても無理がある。
結果として、勉強の質(いい点を取るためにどうすべきか、という思考)よりも量(何時間やったか)に重きを置いてしまう。以前の私のツイートがこちら
「1週間で毎日2時間勉強してるのに全然成績伸びない!」とか言ってる生徒がいたけど、色々と誤解しすぎてる。
— コクのきわみ (@jukukoushi_koku) 2019年5月8日
だいたい2時間のうち、半分以上はわからない問題に悩んでるだけだし、納得するまで理解しようとしていない。
プレイ時間が長くても、勝てないクエストで次のターンを考えては意味がない。
生徒自身が、自力で考えて学ぶことも当然必要だ。しかし、その判断材料を与えるのは親や学校の先生である。この時代なら、ネット検索も有用な手だ。受験サプリ、Clearなど、私自身も高校時代にお世話になった。
話が変な方向にずれてしまったが、前進できなくなったら、まずは今までのアプローチが正しいかどうかを見直してほしい。
まとめ
・サクサク進む、爽快感を大切にしよう
・頼れる人がいなかったら、ググるのもあり
【現役塾講師】塾で働くにあたって「仕組み」を大事にしてるって話
こんにちは、コクの極みです。
僕は塾の先生として3年近く働いてます。所詮は大学生のアルバイトですが、僕なりに生徒と真剣に向き合ってきました。
今回は他の業務でも共通するであろうタスクのこなし方について書いていきます。
現在僕は週6(月~土)で塾講師をやっています。最初は週2から始め、大学での単位を重ねるごとに時間に余裕がうまれました。3年生になると、大体の授業は完了します。
今の僕は、卒論さえ書ければ卒業できます。友達付き合いもほどほどで、あまり飲み会やイベントにも興味がありません。それでもやりたいことは山ほどあるので、時間はいくらあっても足りません。
だからこそ、僕は「仕組み」を大事にしてきました。
仕組み化したこと
1.単純な雑務
・毎日やる仕事をリストアップ
・何分で終わるかを概算
2.複数の生徒に共通で教えること
・テキストのページをメモ
・解き方は紙でストック
3.授業のルーティン化
・「〇〇なら△△する」を準備
・生徒に認知させて生徒のペースを操作
大事なのは時間と心に余裕をつくること。
☑️生徒と話す時間をつくる
☑️イレギュラーに対応できる
☑️早く帰りたい
社会人でも通じる?
メールの対応、フォルダ整理
作業の所要時間を把握すればペース配分可能。単純なものであれば、思考が必要な作業の休憩に。
アイデアの共有
イメージを共有できれば説明時間短縮。デジタルなら共有も素早く、再現度も高い。
会議、研修をルーティン化
流れをチーム全体に周知させる。「こうなったら、アレをやる」を決めておけば、時間のメリハリが効く。
僕はまだ社会人としての実務経験はありません。しかしこのような形で役に立つのではないでしょうか。皆さんの役に立てれば幸いです。
英検2級に一発合格した僕の勉強法【読解編】
こんにちは、コクの極みです。
かなり遠い昔ですが、僕は高校1年の秋に英検2級に合格しています。現在塾講師のバイトを通して、生徒に勉強法を教えています。生徒にも好評だったのでこちらでもシェアしていきます。今回は読解編になります。
- 本文の前に設問文を読む
- わからない単語(フレーズ)に線を引く
- 結局は語彙力がモノを言う
本文の前に設問文を読む
英検以外でも国語の長文読解でもおそらく同じ。問題に答えるために文を読むので、まずは読むべきところを絞りましょう。「内容に合っているものを選べ」というのは全体をそれなりに見ていかないと大変ですが、選択肢を見ていれば読む場所は限定できます。
わからない単語(フレーズ)に線を引く
これは長文に限らず、大問1(語彙問題)でも役立ちます。わからない単語に線を引くことで、あとで見直しが早くなります。もう一つ理由があります。自分にとっての難易度あわかるからです。線を引かなくても知らない単語はある程度把握できると思いますが、「この単語わからない…あれもわかんないや…あとこいつも話の流れからすると変だな…」と考えてしまうと、他の問題を解いてる最中も引きずってしまいがちです。
結局は語彙力がモノを言う
英検は結局のところ語彙力でなんとかなります。文法も読解のテクニックも必要かもしれませんが、他の英語の試験よりも語彙力が重要になります。全てを確実に覚えていくには時間がかかります。その方法についてこちらの記事で詳しく書いています。お納めください。
以上の三つを参考にしていただければ幸いです。質問、感想あれば、コメントお待ちしています。
英検2級に一発合格した僕の勉強法【単語編】
こんにちは、コクの極みです。
かなり遠い昔ですが、僕は高校1年の秋に英検2級に合格しています。現在塾講師のバイトを通して、生徒に勉強法を教えています。生徒にも好評だったのでこちらでもシェアしていきます。今回は単語編になります。
僕が2級受験で使っていたテキストは二つ。Pass単熟語と過去問題6回分の問題集です。下に商品のリンクを貼っておきました。年度や版は異なりますが僕は2013年版(年がバレますね…)を購入しました。
僕が単語を覚える際に注意していたことは3つ。
- 爆速暗記とじっくり暗記を交互に行う
- 和訳より絵で覚える
- いきなり書かない
それでは各項目について説明していきます。
爆速暗記とじっくり暗記を交互に
爆速暗記 :スピード重視。多くの単語にちょっとだけふれる。
じっくり暗記:正確さ重視。少ない単語を複数の意味、熟語も覚えるまで。
壁にペンキを塗るようなイメージをしてください。爆速暗記は、全体をまんべんなく塗ること。じっくり暗記は、塗りきれなかった細かいところを丁寧に塗る作業。
和訳より絵で覚える
ほとんどの単語帳には、英単語、和訳、例文がワンセットで載っています。まずは和訳を覚え、理解を深めるために例文も合わせて読みましょう。ただし、文字だけで覚えるのはなかなか難しいです。Googleの画像検索を検索すると、英単語のイメージがたくさん出てきます。覚えにくい単語はこれを活用していました。この方法は僕に限らず他の方のブログにも記載されています。
いきなり書かない
たくさん書いて覚えろ!と言う学校の先生は多いと思いますが、僕には真逆でした。いわゆる「暗記嫌い」の人は僕と同じ、書いて覚えるのは好きじゃない思います。書くことにはそれなりのエネルギーが必要です。時間もかかります。それを短縮するためにも、まずは読んだり聞いたりして覚えましょう。それでも覚えられない単語は書いて覚えましょう。いくつかの方法を試しても定着しなかったものになるので、書く価値は高まるはずです。
まとめ
英検2級に限らず、他の級でも、TOEIC,TOEFLでも十分活用できると思います。人によってやりやすい方法は様々です。しかし、テンポよく進めること、最初は浅くだんだん深く、覚えたら定着度を測ることこれらは大多数の方に共通するはずです。参考になれば幸いです。
【考えたら負け?】勉強初級者と上級者の違い
こんにちは、コクの極みです。これも私が中学高校時代に意識していたことの一つです。ご参考になれば幸いです。
勉強に限らず、初級者と上級者(中級卒業レベル)は学習方法が大きく違います。
初級者の特徴
そもそもどのように覚えていけばいいか、という攻略法が今ひとつわかりません。経験者の「〇〇するといいよ」という言葉も参考になりますが、自分に合ったやり方とは限りません。他人の意見を参考にしつつ、自分のやり方を見つけるしかありません。
上級者の特徴
初級よりもコツを掴み、自分に合った方法も少しずつ見つかるようになる頃です。誰かのサポートがなくとも、自分で考えるだけの判断材料をもっています。しかし、未開部分が減るため、初級者よりも伸びしろは減ります。
初級者が気をつけるべきこと
・全体像を掴む
まずは全体像を掴むことが最優先。絵を描くときに全体のスケッチから始めるのと同じ。全体を鉛筆で軽く下書きしてから。周りを少しずつ固めていってから、細かいところに色をつけていく。下書きもせずに色をつけるのはかなり難しい。
・できるところだけやる
わからない問題を5分以上かけて考え込む人がいる。はっきりいって時間のムダ。考える前に答えと答えの出し方を覚える方が早い。初心者は考える材料が足りないので、まずは材料から仕入れよう。その次にレシピを覚えていこう。
上級者が気をつけるべきこと
・本質的に初級者とコツは同じ
上級者であっても、全体像をとらえること、できるところを固めることは重要。初級者よりも考える材料が揃っているので、初めて出会った問題にも過去の経験から対処できることも。しかし、熟練しても「考え過ぎ」にハマるのは禁物。勉強そのものは「考えること」よりも「覚えること」であるのを忘れずに。
まとめ
結局のところ、勉強において全体像の把握と考えすぎないことが必須。初級かどうかの分かれ目は、基礎が8割以上定着していること。中学の定期テストで言えば、基礎さえ定着していれば70点程度は取れるので、ご参考までに。
発達障害でも塾の先生ってできるの?
こんにちは、コクの極みです。Twitterを見てくれるとわかるのですが、僕は軽度のADHDをもっています。
小学生時代は授業中におとなしく座れずに途中で立ってしまったり、パニックで奇声を発してしまったり…とにかくカオスでした。そんな僕でも、今は塾の先生としてアルバイトしています。働く当初は、自分以上に親や友人が不安がっていました。
ホントに塾の先生なんてできるの?
って。まあ当然ですよね。しかし現段階で2年半は続いてますし、個別指導ながらも、のべ100人近く担当させてもらっています。毎年中3生を多くもっていますが、ほとんどは第一志望に無事合格しています。こんな感じで、割と順調に、しかも楽しく働かせてもらっています。それにはちょっとした工夫があるんだよってことを書いていきます。
しんどいことはしんどい
座りっぱなしは地獄
雑談に火がつくと止まらない
ちょっとした工夫
意図的に立ってみる
先に生徒に目標を与える
まとめ
ぶっちゃけADHDで塾講師はつらい
ズバリ言ってしまうと、僕のような人間が塾で働くのはしんどいです。イスに長く座れず、同じ作業を淡々とこなすのが苦手なので、まさに学校の勉強とは正反対です。
座りっぱなしは地獄
僕がイスに座れる限界は20~30分です。塾では1コマ90分。1コマぶっ続けで座るなんて僕には無理です。もちろん映画館も僕にとって苦行です。笑
単純に「飽きる」「つまらない」というよりも、体から拒否反応が現れてくるんです。足元でマグマが煮えたぎっているような感覚が。座りっぱなしで授業してたら途中で発狂すると思います。
雑談に火がつくと止まらない
生徒も人間なので、少し飽きてきたら雑談を挟むことがあります。僕の話でも面白そうに聞いてくれる生徒だっています。しかし、その雑談のせいで、僕の方が覚醒しちゃうんです。話しているうちに自分の世界に入り込んで、気がつけば全く関係のない話に。なんてことも。
ちょっとした工夫
意図的に立ってみる
これだけ書くとなかなかヤバいですが大義名分はちゃんとあります。生徒に解かせるプリントをコピーするため、プリンターに移動します。それを授業中に挟むだけで、気分はほぼリセットされます。集中が切れそうになった時にプリントや教材を持ってこれるよう、多少は計算して授業してます。
また、もう一つの方法が。「生徒を巻き込む」という手もあるんです。個別指導の塾だと、集団塾でついていけなかった子を担当することがしばしばあります。そのため、僕と同じ系統の生徒もちらほらいます。大半の先生は苦労されるようですが、僕にとっては接しやすいタイプです。自分に近いので。顔に疲れの色が見えたら、一緒に立って伸びたりしてます。授業は90分あるので、周りからも「上手く休みを入れられている」と認識されているようです。ただ僕が休みたいだけなんですがね。笑
先に生徒に目標を与える
これは普通の先生でもよくやることと思います。「今日の授業では◯◯と△△についてやります。」と先に言って、早く終われば授業内で宿題を消化してもOKとしています。そうすると、生徒は俄然やる気が出ます。宿題を早く終わらせたいでしょうから。長丁場の授業で雑談に入ることはあっても、「長いな…」と感じる生徒がいたら、「長くないですか?」とか「次いきましょ!」とか言ってくれます。そうすることで、生徒をリマインダーとして活用できちゃうんです。
まとめ
自分で言っちゃいますが、苦労はそれなりにしてると思います。普通の先生なら当たり前にできることが、僕には難しいなんてことは多々あります。綺麗事みたいだけど、僕みたいな人間を求めている人はいるんじゃないかなと思うんです。
学校に適応できず、親からも否定され、自尊心の無い子を多く見てきました。そんな子たちに必要なのは、成績優秀な先生よりも、僕みたいな「似た境遇の人間」じゃないかと思います。彼らは「子ども」であるせいで、大人から自由を制限されることが多々あります。自分のやりたいことがあっても、「そんなことより勉強しなさい」と抑圧されるだけ。あまりにも心苦しい。
今の世の中を根本的に変えて、学校のあり方を変える、とか日本の教育を変える、と躍起になっている人もいるけど、僕には荷が重いし、変えるには時間がかかる。だったら、今勉強で悩んでいる子たちに、勉強で困らないくらいに育てるのが僕の役目。この気持ちだけは貫いていきたいと思っています。
ラストスパートよりロケットスタート